Smile(笑顔)・Strength(粘り強さ)・Structure(構築力)を大切に - 阿部・井窪・片山法律事務所

知的財産権・エンタメ

BUSINESS LAWYERSでは、学生の皆さまに、今後の進路を検討する上で参考にしていただくために、日本の企業法務をリードする法律事務所の弁護士をお招きした合同説明会を6月6日(水)にTKP新橋カンファレンスセンターで開催しました。

本稿では、当日参加した事務所の一つである阿部・井窪・片山法律事務所の業務内容や働き方、採用・教育の方針等についてお聞きした内容をご紹介します。

事務所について

事務所の概要について教えてください。

当事務所は、1959年に銀座に開設して以来、国内外の企業法務を専門的に取り扱っております。ご依頼いただく案件の数の増加や多様化・複雑化に伴って、次第にその規模を拡張し、現在では弁護士45名(うち外国法事務弁護士2名)、弁理士27名が在籍しております。

業務について

業務分野について教えてください。

当事務所の業務分野は、一般企業法務、知的財産法、事業再生・倒産法、M&A・コーポレート、渉外案件など、多岐にわたります。これらの分野において様々な訴訟事件、相談案件、契約書・意見書作成業務等を行っております。中でもとりわけ、知的財産法、事業再生・倒産法、訴訟分野に関する専門性は高く、クライアントや裁判所から厚い信頼をいただいております。過去に扱った事件としては、知的財産法の分野では、アップルvsサムスン等の大規模なクロスボーダー訴訟案件があり、事業再生・倒産法の分野では、そごうグループの民事再生案件や日本航空の会社更生案件等があります。

専門性についてさらに詳しく教えてください。

当事務所の業務は多岐にわたり、また若手弁護士は所内の多くの弁護士と仕事をする機会があるため、様々な業務分野において研鑽を積むことができます。その過程で自分に合った分野を見つけ、専門性を身につけていくことになります。特に、知的財産法、事業再生・倒産法に関するご依頼は最先端の内容も多く、専門性を高めやすい環境にあると思います。また、事務所として、様々な社会の変化に伴って生じる法的ニーズに対応できるよう、弁護士一人ひとりの意思を尊重しながら、新しい分野に挑戦し続けたいと思っております。

訴訟案件の比重はどの程度ですか。

当事務所に所属する弁護士は、基本的には全員が訴訟案件を担当しております。若手弁護士も、書面の起案をしたり、早い時期から尋問を経験するなど、訴訟案件に主体的に関わっております。

英語を使う機会はどの程度あるのでしょうか。

当事務所は留学経験のある弁護士が多数在籍し、渉外案件も多数扱っているため、若手弁護士も主体的に英語を使用する渉外案件に関わることができます。本人の希望に応じて英語の研修の機会を提供するなど、事務所としても積極的にサポートをしております。

事務所の理念について

事務所の理念について教えてください。

当事務所のメンバーは、そのモットーであるThree ”S”の精神を常に心にとめて、日々の業務に取り組んでおります。Three ”S”は、Smile(笑顔)、Strength(粘り強さ)、Structure(構築力)の頭文字をとったものです。Smile(笑顔)はお客様に対して笑顔を絶やさず、心配りを忘れないこと、Strength(粘り強さ)は粘り強く事案処理にあたり、最良の結果を出し続けること、Structure(構築力)はお客様が抱える問題を整理し、解決に至るまでの筋道を柔軟な思考力をもって組み立てることを意味します。

事務所の環境について教えてください。

当事務所は、「家族主義」を掲げ、所員各人がお互いの個性や特性を尊重し、強固な信頼関係で結ばれた事務所を目指しております。弁護士業務は体力・知力・気力を必要とされるタフな仕事なので、少なくとも事務所の中では、後ろから鉄砲の弾が飛んでくるようなことがないよう、所員全員にとって事務所が安心できる場所でありたいと思っております。

各弁護士にどのような成長を期待していますか。

当事務所は、入所していただいた弁護士には全員、「ひとかどの弁護士」になってもらいたいと願っております。一人ひとりの弁護士が、成長のスピードは様々でも、いつかは「ひとかどの弁護士」として信頼され評価され、お客様から仕事を依頼される弁護士に育ってもらえるよう、サポートを惜しまない体制や風土があります。このような考えから、入所していただいた方には全員、パートナー弁護士となって活躍していただきたいと期待しております。

働き方について

若手弁護士の案件の関わり方について教えてください。

当事務所では、グループ制やセクション制を採用していないため、案件ごとに弁護士がチームを組織して対応しております。そのため、若手弁護士は多くの業務分野を担当することになり、また、多種多様な知見やスタイルを有する先輩弁護士と共同で仕事をする機会があるため、多様な経験を積むことができます。お客様との関係では、若手弁護士も入所してからすぐに、お客様と直接やり取りをすることになります。

若手弁護士の一日のスケジュールを教えてください。

9時30分頃までに事務所に出て、夕方頃までは、お客様との打合せや所内の弁護士間での打合せを行ったり、電話やメールでお客様とやり取りをしたり、期日で裁判所に出かけたりします。夕方頃になり、打合せ等の予定が落ち着くと、準備書面の作成やリサーチ等を行うことが多いです。帰宅する時間は、自分の担当する案件の状況により様々で、夕食の時間に帰宅することもあれば、終電頃までかかることもあります。担当する案件によって、若手弁護士が地方に出張に行く機会もあります。

個人事件受任は認められていますか。

当事務所は、アソシエイトが個人受任を行うことを奨励しております。直接お客様からご依頼を受け、自分一人で責任をもって案件を処理することは、とても良い経験になると考えているからです。事務所に経費等を入れてもらう必要もありません。

留学や出向制度について教えてください。

当事務所では、ほとんどの弁護士が留学や出向を経験しております。留学は、希望する弁護士には事務所として手厚いサポートを行い、海外の大学を卒業するだけでなく、海外の法律事務所でも研鑽を積んでもらっています。出向については、官庁や大企業など出向先は様々です。経済産業省や公正取引委員会など官公庁での経験を自らの専門分野に活かしたり、メーカー・金融・商社等の企業に出向して、日常的にお客様が法律事務所の弁護士に求める役割を感じ取るなど、各弁護士が自分の業務に役立てております。

女性の先輩方の働き方について教えてください。

当事務所は、女性弁護士の割合が高く、妊娠・出産を経て仕事に復帰した女性弁護士も多数在籍しております。また、子供と共に過ごす時間を作るため、夕方頃に仕事を切り上げて帰宅し、必要があれば自宅で仕事をするなど、時間の使い方を工夫する弁護士が多く、事務所としても各人の働き方を尊重しサポートしています。

採用・教育について

若手弁護士の教育についてどういったことを大切にされていますか。

当事務所では、若手弁護士も書面の起案やお客様との連絡・打合せ等を通じて、個別の案件に主体的に取り組み、また、期の上下に関係なく、活発に議論をしております。当事務所では家族主義の一環として、「里親・里子制度」という制度があり、新人弁護士である「里子」には、「里親」と呼ばれるベテラン弁護士が一人付いて、新人弁護士のバランスのとれた成長を温かく支援しております。具体的には、里親は里子から業務分野等の希望を聞き、所内でそのような案件を多く扱っている弁護士にその里子の希望を伝えたり、逆に里子が多くの弁護士から仕事を頼まれすぎて業務過多にならないように目を配るなど、新人弁護士の案件の調整役を担っております。

どのような人物を求めているのでしょうか。

抽象的になってしまいますが、事務所の理念であるThree ”S”の精神や「家族主義」に共感していただける方に来ていただきたいと思っております。入所していただく前には、できるだけ多くの弁護士・弁理士と会って話をしていただき、お互いが「この人の隣で働きたい」と感じた方に入所をしていただいています。

先輩弁護士からのメッセージをお願いします。

当事務所では、若手弁護士のうちから案件に主体的に関わり、また、様々な弁護士と、様々な分野の仕事に取り組めるため、一人の弁護士として成長できる環境が整っていると思います。また、全員がパートナー弁護士になることから、事務所内に競争関係はなく、同期の弁護士とは切磋琢磨し、お互いに信頼し合える関係にあります。皆様もぜひご自身が最も成長できる道に進まれ、法曹として活躍されることを願っています。

阿部・井窪・片山法律事務所

阿部・井窪・片山法律事務所

主要な取扱分野

知的財産権・エンタメ 事業再生・倒産コーポレート・M&A




案件でよく扱う業法や法律

法律名:特許法
問題となる場面:特許権侵害訴訟(依頼者が外国企業の場合を含む)

法律名:民事再生法
事業再生案件(全国の中小企業の私的整理を含む)

法律名:金融商品取引法
問題となる場面:M&A、公開買付け、事業再編案件

主な顧問企業の業種
メーカー、金融、商社

留学制度:有
出向制度:有(外国事務所・企業・官公庁)

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